2016年01月08日

快速エアポートは全て6両へ JR北海道札幌都市圏ダイヤ改正(2016年3月26日)

JR北海道は18日、2016年3月26日にダイヤ改正すると公表した( http://diagramstudygroup.seesaa.net/ )。今回は札幌都市圏において快速「エアポート」の全列車6両化と特急「スーパーカムイ」の新千歳空港乗り入れ中止などを見ていく。

その他の2016年3月26日各社ダイヤ改正はこちら!

1. 快速エアポートもついに6両固定へ
今回のダイヤ改正で特急「スーパーカムイ」は快速「エアポート」との直通運転を中止し、札幌で系統分割される。快速「エアポート」は新千歳空港から札幌や小樽などを結ぶ快速列車で、千歳線内も函館線内も主要な都市を回るため終日にわたり空港以外の利用客が多数を占める。車両には721系や733系が使用されており、「エアポート」用に6両編成となっている。現在は785系や789系などの特急「スーパーカムイ」に使用される車両も直通の都合上利用されており、こちらは短い5両となっている。特急「スーパーカムイ」は札幌~旭川間で運行される都市間特急で、札幌と旭川では発着時間が揃うなど利便性をかなり高くしている。現状この快速「エアポート」と特急「スーパーカムイ」が直通運転をしているが、これが2016年3月26日よりなくなることになる。今回はこれについて考察していく。

1.1. 特急の空港乗り入れの歴史をさかのぼる
1980年、千歳線に千歳空港駅(当時)が設置された。この際に特急「ライラック」(当時)が苫小牧~千歳空港~札幌~旭川間で運行を開始する。1992年に新千歳空港のターミナルが完成すると、千歳空港駅は南千歳へ駅名を変更し、特急「ライラック」「スーパーホワイトアロー」は運行区間を札幌~旭川間に限定され、特急「ライラック」が快速「エアポート」と直通運転するようになった。2002年には特急「スーパーホワイトアロー」との直通に代わり( http://web.archive.org/web/20020323181754/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2001/143daikai.html )、2007年に名称が特急「スーパーカムイ」に変えられた。ここまで様々な変遷をたどってきたが、特急列車の新旧千歳空港への乗り入れは約35年半続いていたことになる。この運転は国鉄時代から続いていたものであり、今回のダイヤ改正でその長い歴史を閉じることとなる。

1.2. 新千歳空港は「世界一」
とはいえ新千歳空港は遠方から札幌にアクセスするのに必要な空港である。羽田~新千歳間の旅客輸送量は世界一で、これを上回る路線世界中にない。国鉄分割民営化後に発足したJR北海道は、これまで本州からの鉄道連絡船が来る関係で函館主体の特急列車網であったが、当時盛岡までしかない新幹線から乗り継ぐのは時間がかかり、千歳空港(当時)の尋常ではない旅客量により札幌主体の特急列車網が作られ、特急「ライラック」も千歳空港直通増強を図ることとなった。
しかしJR北海道にも北海道新幹線というビッグイベントがある。今回のダイヤ改正で北海道新幹線が新函館北斗まで延伸し札幌までの所要時間が短縮され、札幌から東京への日帰り旅行が可能になる。。さらに札幌まで伸びれば鉄道利用での東京からの所要時間がさらに短縮される。こうなれば飛行機からある一定の需要は奪えるはずでたとえ飛行機に勝てなかったとしても、世界一の需要から5%奪えるだけでもかなりの輸送量がある。こうなればJR北海道としても新幹線を利用して欲しいわけで、快速列車に特急車両を使う乗り得列車や旭川直通にして新千歳空港からの利用を勧めて新幹線の利用者を逃したくはないはずである。また特急用車両は製造、保守に普通列車と比べて費用がかかり、資金的に切り詰めなければならないJR北海道からするとやはり近郊電車にして切り詰めなければならない。近郊電車化によるドア数の増加と5両から6両への増結も相俟ってに今回のダイヤ改正で快速「エアポート」と特急「スーパーカムイ」の直通運転が中止になるのではないだろうか?

1.3. 遅延が多い北海道事情
北海道で冬に多いのが、雪による遅延である。1日2往復しか走らないで走る特急「スーパー宗谷」が30分遅れたところで遅延による損害は限定的だが、特急「スーパーカムイ」が10分遅れただけで快速「エアポート」二も響き、15分間隔で運行していることから10分遅れると混雑が5両編成の特急型車両に集中してしまうのである。2013年に特急列車の最高速度が引き下げられたため冬季の着雪による120km/hによる運行による慢性的な遅延は減ったが、やはり系統分割すれば遅延が抑えられることは間違いない。千歳線では特急「スーパー北斗」の増発により運行本数が増えることから、定時輸送により努める必要があると判断したのではなかろうか?

2. 札幌都市圏の普通列車でも輸送力増強
今回のダイヤ改正では気動車による普通列車は79本見直しとなっているが、札幌都市圏の普通電車ではラッシュ時の輸送力強化が図られている。
千歳線では先述の快速「エアポート」は特急「スーパーカムイ」との直通運転を中止することにより、日中および夕ラッシュ時に運行されていた5両2ドア車両がなくなり、すべての快速「エアポート」がuシート以外は3ドア、全て6両編成での運行となる。夕ラッシュ時の普通列車は減便されるが、原則6両での運行となる。また札幌発千歳行き終電の1本前に千歳行きを増発する。
函館本線小樽方面では札幌19時50分以降に発車する列車をホームライナー1本を除き全て普通列車とし、快速「エアポート」や区間快速「いしかりライナー」としての運行をとりやめる。2本ほど削減しているが、輸送力としては増結でカバーしている。
函館本線岩見沢方面では朝ラッシュ時の江別発札幌行きの1本増発と札幌発岩見沢行き終電の1本前の江別行きが岩見沢行きに延長される。
学園都市線では朝の3本が3両から6両に増結される。
など、今回はラッシュ時の輸送力もさながら、2方面で終電1本前対策も打ち出している。
3. まとめ
今回のJR北海道のダイヤ改正では気動車による普通列車は削減されるものの、札幌都市圏など電車による普通列車は輸送力強化がなされている。北海道全体では1995年から人口減少が始まっているが、札幌だけ見ると現在でも人口増加をしており、あと10年もすれば200万人都市になるのではないかという勢いであり、千歳線沿線では軒並み人口が増加している。今回は札幌都市圏では大幅にダイヤが変わることになるが、今後の地下鉄も含めた札幌都市圏の交通機関について注目すべきだと思われる。

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2016年01月07日

住吉公園停留場廃止に伴う阪堺電車ダイヤ変更(2016年1月31日)

阪堺電気軌道は12月25日、2016年1月31日にダイヤ変更を行うとした( http://www.hankai.co.jp/_wp/wp-content/uploads/2015/12/e61a76dce9454a5fc64581fd3c71eb41.pdf )。今回のダイヤ変更では平日に5往復、土休日に4往復朝時間帯のみ設定されていた住吉公園発着便が住吉公園停留場の廃止による我孫子発着への変更を行うことや、宿院停留場の変更などが行われる。

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1. ミナミの変化に伴う阪堺電車の戦略の変化
住吉公園停留場はかつては昼間でも毎時本あったが、2014年3月1日に天王寺発着の上町線主体のダイヤにしたために我孫子発着が住吉公園発着と交換するように増加し、阪堺線恵美須町~住吉間の昼間の運行本数も毎時5本から毎時3本に、平日夕ラッシュ時も最大毎時4本に削減されてしまった。そして乗り継ぎの関係から我孫子発着が増やされ、住吉公園発着は定期便は大幅に減らされてしまった。1日66本のためなら駅舎を管理する一定以上の価値があると思われるが、堺市から補助金をいただいている阪堺電車が平日で5本、土休日で4本しか来ない停留場を維持管理するほどの余裕は無かったと判断したものと思われる。

2. まとめ
近年ミナミでは鉄道輸送の衰退が著しい。南海汐見橋線が終日毎時2本なのはもとより、2011年の阪和線、大和路線普通列車の昼間10分間隔→15分間隔化、2014年の阪堺線の昼間、平日夕ラッシュ時の減便、2015年の阪和線平日夕ラッシュ時の毎時6本から毎時5本への減便や泉北高速線の朝夕ラッシュ時の減便と南海高野線の昼間の特急及び区間急行の削減など、多少増加している部分があったとしても同じダイヤ改正で必ずどこかがそれ以上に削られている。特に南海汐見橋線や阪堺電車恵美須町~住吉間はバスに転換しても良い程度の運行本数しかないし、もし廃止されたと仮定しても南海本線や南海高野線で拾ってくれる程度の輸送量しかない。厳しい沿線環境に今後どう立ち向かっていくか見どころであると思った。

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2016年01月06日

不便になる青春18きっぷ・北海道東日本パス 制度変更&普通列車減便(2016年3月26日)

JRグループは5日、北海道新幹線開業後のおトクなきっぷの取り扱いについて公表した( http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160105-2.pdf )。今回は青春18きっぷを含むおトクなきっぷの見直しおよび、利用するのに必要な沿線の普通列車のダイヤ改正について見ていく。

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1. 「青春18きっぷ」は原則JR在来線普通列車のみ利用可能
「青春18きっぷ」は国鉄末期の1982年から発売されている期間限定の企画乗車券である。当時利用客を増やそうか考えたときに、列車の増発や設備の向上を図るには金銭的な余裕がなかった国鉄が全線の普通列車(新快速・快速含む)のみの乗り放題乗車券という非常に初期投資を抑えた需要拡大策を打ったのが始まりであるとされている。当時特定地方交通線によるローカル線の廃止が相次いでいたが、この企画乗車券の発売により全国で旅行者が増え、人気となった。これにより分割民営化後もJR旅客6社で引き続き発売されることになった。その後JR各社はそれぞれのエリアで通年利用できる青春18きっぷに類似した企画乗車券を相次いで発売するが、「青春18きっぷ」を廃止に追い込むまで至らず、現在まで期間限定で発売されている。2016年3月の北海道新幹線開業により陸路で在来線のみで北海道と東北を行き来することは不可能になるが、今回のプレスで北海道新幹線開業後も青春18きっぷは発売し続けることになった。ただし、そこには東北と北海道を行き来するための新たな特例を設けることとなった。

1.1. これまでにない新しい例外の設定
「青春18きっぷ」は発売以来、ローカル線が廃止になっても第三セクターに転換されても一貫してJR在来線の普通列車のみ有効ということに変わりはなかった。しかし2010年12月に転機が訪れる。東北新幹線全線開業により東北本線八戸~青森間が第三セクターの青い森鉄道に転換されるが、この際に大湊線と八戸線がJR在来線と接続しない飛び地区間となってしまったのである。これではJR在来線全駅に行けなくなるということで、青い森鉄道の当該区間は特例として通過利用に限り青春18きっぷが使用できるようになった。2015年3月に七尾線、氷見線、城端線が他JR在来線と孤立した際にも同様の措置がとられた。
しかし今回のケースはこれまでとは違う。2016年のダイヤ改正では北海道新幹線が開業したことにより北海道と東北を結ぶ在来線が第三セクターも含めてなくなってしまう。ある意味北海道自体が孤立してしまう状況になってしまっている。そこで今回それを打開するために新幹線を特例で乗せるようにした策が「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」である。これを使えば片道2,300円で北海道新幹線の特定特急料金(奥津軽いまべつ~木古内間)1,490円と道南いさりび鉄道の運賃(木古内~五稜郭間)960円の合計2450円分が利用できる。本来青春18きっぷで新幹線や特急を利用する場合には普通乗車券も必要であるからなおさらお得である。ただしこの「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」が利用できるのは奥津軽いまべつ~五稜郭間を通過利用する場合に限るものであり、木古内の乗り換え時に途中下車は出来るもののあくまで途中下車という扱いである。そして奥津軽いまべつ駅は北海道新幹線単独の駅である。ここからJR在来線に接続するためには、別駅である津軽線津軽二股駅まで移動しなければならない。津軽線はJR東日本の在来線であるから「青春18きっぷ」が使用できるが、津軽二股へ行くのは1日5往復しかない。しかも現状の津軽線ダイヤと北海道新幹線の開業時ダイヤを比べると同日に接続できるのは下り(北海道方面)で1日4本、上り(青森方面)で1日3本しかない。もちろん津軽線は2016年3月26日以降特急「スーパー白鳥」「白鳥」の運行がなくなるのである程度所要時間が短縮されるものと思われるので、詳しい時間の記載は割愛させていただく。しかし多少接続が良くなったとしても青春18きっぷ利用可能期間には大変な混雑が予想され、当初の需要拡大という目論見は達成できることだろう。今回特例を設けたことで輸送密度134人の当該区間が廃止を免れることがほぼ確実なことは地元住民にとってもうれしいことだと思われる。ただ「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の発売は「青春18きっぷ」の発売・利用期間に合わせているので、利用日当日に発売していないこともあるので注意が必要である。
しかし青春18きっぷでは不便ではなかろうか?もし俗に言われる「ワープ」をするのであれば、私としては次の切符の利用をお勧めする。

2. 北海道への在来線旅行は「北海道&東日本パス」が便利
北海道行くには従来から「青春18きっぷ」では不便な点があった。1つは青函トンネルは特急・急行列車しか運行が無く、「青春18きっぷ」では融通が利きにくい。また東北新幹線の開業により並行在来線である東北本線盛岡~青森間で第三セクターが運行しており、「青春18きっぷ」の使用がこの区間ではできない。これを打開するために2002年12月のIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道開業と同時に発売を開始したのが「北海道&東日本パス」である。今回は「北海道&東日本パス」についても使用条件の変更があるので触れさせていただく( http://www.jreast.co.jp/press/2015/20160102.pdf )。
 この企画乗車券はJR東日本とJR北海道の全ての在来線普通列車が乗り放題である他、第三セクターとなったIGRいわて銀河鉄道や青い森鉄道にもこのきっぷ1枚で乗車できる。またこの企画乗車券で北越急行も利用できる。また発売当初は青森~札幌間で運行されている青函急行「はまなす」の自由席も追加料金なしで利用できた。このきっぷの発売により当初懸念されていた東北本線経由での「青春18きっぷ」が利用できなくなることの問題を解決し、「はまなす」も追加料金なし(当時)で利用できることもあって値段の割に非常に使い勝手の良い企画乗車券となった。2010年に急行列車を利用する際には急行券が必要となったが、運賃は「北海道&東日本パス」で有効であり、依然優等列車利用時に普通乗車券も必要とする「青春18きっぷ」より使い勝手がいいことには変わりはない。
そして「北海道&東日本パス」のもう1つの利便性の高さが新青森~青森~函館間で自由席特急券を購入すれば特急列車の利用が可能であることである。こちらも運賃部分は「北海道&東日本パス」が有効であるため、「青春18きっぷ」より安く移動することが出来る。2016年3月の北海道新幹線開業以降はこの制度が見直され、新青森~青森~函館間の特急列車がなくなることから北海道新幹線の新青森~新函館北斗間がこの特例を担うことになる。逆手にとれば、原則普通列車しか利用できないのに特定特急券を駆使すれば奥津軽いまべつや木古内で下車できることになる。津軽海峡線から北海道新幹線に変わることによりこれまで追加料金2,250円で済んでいたものが3,930円に値上がりするが、所要時間も短くなることから致し方ないものだと思われる。もし追加料金を安く抑えたいのであれば上述の「青春18きっぷ」同様奥津軽いまべつ駅と津軽二股駅を徒歩連絡すればよい。そうすれば特定特急料金は2,800円で済む。もしもう少し追加料金を削りたいなら木古内で道南いさりび鉄道に乗り換えるのが良いだろう。ただし道南いさりび鉄道は「北海道&東日本パス」の適用外のため運賃960円を支払わなくてはならない。奥津軽いまべつ~木古内間の特定特急料金1,490円が別途必要であるから合計2,450円が必要となる。これだけ見ると「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」より割高に見えるが、IGRいわて銀河鉄道や青い森鉄道を含め東北本線経由で利用できること、1日当たりの単価が安いことから北海道旅行には「北海道&東日本パス」の利用をお勧めする。
ただ「北海道&東日本パス」は今回の北海道新幹線開業を受け1枚当たり560円値上げされる。7日間有効であるからこれまで1日当たり1,470円だったものが1,550円に値上げされる。ただこれも「青春18きっぷ」の1日当たり2,370円と比べても格段に安いことには変わりない。かなり割安なきっぷであるため多少の値上げはやむをえないことであろう。

3. 「青春18きっぷ」「北海道&東日本パス」の利用可能列車が減る普通列車の減便が今回も実施
2016年のダイヤ改正で例年のごとく普通列車の削減が実施される。まず東北本線では一ノ関~小牛田間で1往復削減される( http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1450417169_1.pdf )。仙台から北海道への利用の際には十分注意が必要になると思われる。また青い森鉄道でもほぼ全線にわたって1~2往復の減便が明記されている( http://aoimorirailway.com/wp/wp-content/uploads/2015/12/H2803_Revision.pdf )。そして「北海道&東日本パス」の利用者にとっては急行「はまなす」の廃止のダメージは大きく、青森~札幌間を夜間に移動できた便利な列車を失うことになる。そうなると普通列車を利用せざるを得なくなるが今回の極めつけはJR北海道管内での普通列車79本の見直しである( http://diagramstudygroup.seesaa.net/article/430367513.html )。特に長万部周辺の減便はすさまじく、函館~札幌間で普通列車で移動するのもままならない。ここでは函館~札幌間の普通列車のダイヤ予測を見ていく。以下の山線、海線はそれぞれ全線函館本線利用と特急「北斗」に即したルートを指しており、時刻は千歳線内および函館本線小樽~札幌間ははJR北海道の公式プレス( http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151218-2.pdf )にあるように補正を行い、それ以外は2015年3月ダイヤ改正時の時刻をそのまま用い、JR北海道が行う普通列車の削減は反映するものとする。また山線、海線共に利用可能な場合には所要時分が短い方を記載する。また以下の情報に誤記載であってもその責を当サイトは追わないものとする。

同日内に移動できる時刻予測は以下の通り
函館→札幌
山線(函館)8時18分発→(大沼公園経由)→11時33分着(長万部)12時10分発→15時29分着(小樽)15時30分→(快速エアポート)→16時02分着(札幌)
海線(函館)10時49分発→(大沼公園経由)→12時14分着(森)13時29分発→14時47分着(長万部)15時22分発→16時54分着(東室蘭)16時57分発→18時08分着(苫小牧)18時16分発→19時02分着(北広島)19時05分発→(快速エアポート)→19時22分着(札幌)
山線(函館)14時26分発→(鹿部経由)→17時29分着(長万部)19時46分発→23時54分着(札幌)
以上3本

札幌→函館
山線(札幌)11時43分発→(快速エアポート)→12時15分着(小樽)12時20分発→15時15分着(長万部)16時09分発→(鹿部経由)→19時25分着(函館)
海線(札幌)13時05分発→(快速エアポート)→13時22分着(北広島)13時24分発→14時22分着(苫小牧)14時47分発→15時54分着(東室蘭)16時14分発→18時00分着(長万部)18時03分発→(大沼公園経由)→21時19分着(函館)
以上2本

以上のようになり函館~札幌間では普通列車のみとなるとかなりの移動制限が出てくる。もちろんダイヤ改正によって自国の調整は図られるであろうが、この移動が可能な本数については不変だと思われる。普通列車のみで函館~札幌間を移動する方は、同日中に移動できる本数は極めて少ないことを周知の上で行ってほしいと思う。

4. その他のおトクなきっぷ
今回のプレスにある目立ったものとしては「三連休乗車券」のエリア拡大であろう。現在も函館まで利用できるが、名称を変更したうえで経路を北海道新幹線経由へと変更し、函館本線の利用可の区間を森までに広げる。現在大人13,390円となっているが「三連休東日本・函館パス」に変更され14,050円へと660円値上げされる。
また新幹線などを対象にJR東日本「えきねっと」で発売されている「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」はJR北海道では「北海道ネットきっぷ」「北海道お先にネットきっぷ」として発売され、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」同様の設定が北海道新幹線内でも行われる。ただ1つ違いがあるとすれば、JR東日本管内では東京や仙台など主要都市発着でなければ発売は無かったが、北海道新幹線内では全区間に適用がある。特急料金が高かった分配慮がなされたのではないだろうか。
今回の北海道新幹線開業により企画乗車券の新設や廃止が多いが、既存の企画乗車券や割引制度については東北新幹線で適用になるものは原則北海道新幹線でも適用になることである。

5. まとめ
今回北海道新幹線の開業によりおトクなきっぷの見直しが行われたが、今回の設定は全ての需要層に配慮がなされている。ただ同日に行われるダイヤ改正の影響で普通列車のみの企画乗車券では利便性の低下が起きているが、これもJR北海道の厳しい経営状況では致し方ないものだと思われるし、利用者も安いことの代償としてある程度認知していることだと思われる。おトクなきっぷの適切な設定は利用者数を左右するので、今後の展開に期待したいと思う。

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2016年01月05日

「しおかぜ」全電車化へ JR四国ダイヤ改正(2016年3月26日)

JR四国は18日、2016年3月26日にダイヤ改正を行うと公表した( http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2015%2012%2018.pdf )。今回はこれについて見ていく。

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1. 特急「しおかぜ」は全て電車へ
今回のダイヤ改正でJR四国8600系特急電車の導入により岡山に乗り入れる特急「しおかぜ」は全て電車となる。これまでは気動車による宇和島行きもあったが、電車化により全て松山行きとなり、松山で乗り換えが必要となる。そして予讃線松山以西を走る特急「宇和海」はグリーン車連結を中止し、全てモノクラスでの運行となる。また予讃線のアンパンマン列車は8000系特急電車に変更となる。また特急「いしづち」は全て電車になる記述がないから、現状8600系特急電車4両で運用されている1往復が2000系特急気動車に変更される可能性がある。

2. 特急「南風」は全てグリーン車連結へ
今回のダイヤ改正でもう1つ変わるのが、特急「南風」が全てグリーン車連結となることである。このグリーン車は特急「宇和海」から供出するものと思われる。

3. まとめ
JR四国では2年ぶりのダイヤ改正となる。四国自体路線網が小さいので致し方ないといえば致し方ないと思われるが、今回は増発や増停車など過疎化が進む四国地方にもかかわらず前向きな改正となったのではないだろうか。今後も少しずつ改正して欲しいと思う。

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2016年01月04日

中央快速線も減便へ JR東日本八王子支社ダイヤ改正(2016年3月26日)

JR東日本八王子支社は18日、2016年3月26日にダイヤ改正を行う( http://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20151218/20151218_info02.pdf )。今回は都市路線の中央快速線について見ていく。

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1. 立川~高尾間で昼間毎時1~2本の減便
今回のダイヤ改正で、中央快速線でもついに減便が起こる。現状豊田~高尾間は昼間に概ね毎時8本運行されているということは減便すると概ね毎時6~7本になることを意味している。今回はこの減便の正当性について考察していく。

1.1. 豊田~高尾間の昼間はかつて毎時6本だった
中央快速線の昼間ダイヤは2013年に白紙ダイヤ改正を行い( https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20121221/20121221_info02.pdf )、これまで平日、土休日とも昼間は特別快速毎時4本(うち中央特快3本、青梅特快毎時1本)、快速毎時10本だったものが平日昼間は特別快速毎時5本(うち中央特快4本、青梅特快毎時1本)、快速毎時9本へと変化し、土休日昼間は特別快速毎時6本(うち中央特快4本、青梅特快毎時2本)、快速毎時8本へと変化した。以前から特別快速と快速の接続は三鷹や国分寺で行われており、特別快速に乗客が集中していた。特別快速が増発されることにより緩和されることとなった。また同時に中央快速線の最高速度がE233系に合わせて95km/hから100km/hに引き上げられ、新宿~八王子間が3分短縮され33分で結ばれるようになった。これにより特別快速停車駅での利便性は大幅に向上したことはもとより、特別快速通過駅においても停車本数は減ったものの、土休日の昼間は三鷹か国分寺のいずれかで必ず特別快速と接続するようになったことから所要時間の短縮が図られた。
実はこのダイヤ改正、プレスには書かれていないが実は立川~高尾間で昼間の増発がなされていた。これまで昼間にも立川行きや豊田行きの快速電車が多く運行されていたが、このダイヤ改正で豊田~高尾間で昼間概ね毎時6本だったものが、中央特快の増発も受けて昼間概ね毎時8本に増発されたのである。この増発が毎時6本に戻るだけだと考えると、立川以西でも特別快速のスピードアップと増発で需要増が見込まれ、運用が余ったことから高尾まで延長することにしたのだと思われたが、残念ながら叶わなかったのか、「元に戻る」こととなった。隣の京王線は平日の京王八王子発着を特急から準特急に格下げするなど余裕を見せていることから、周辺の鉄道需要そのものが減っているのかもしれない。

1.2. 昼間/平日夕ラッシュ時比率も昼間毎時6本で適正
ここで当サイトで独自に出した指標、昼間/平日夕ラッシュ時比率を求めてみる。この値は昼間の輸送力を平日夕ラッシュ時で割ると求められる値で、60~75%が大都市では適切とされます。現在の豊田~高尾間では平日夕ラッシュ時は毎時9本で昼間は毎時8本。昼間/平日夕ラッシュ時比率は89%であり、昼間に空席が目立つことがうかがえる。しかしもし昼間毎時6本になったとしても、昼間/平日夕ラッシュ時比率は66%になるので、適切な値をとるようになる。座席は程よく埋まる程度だと思われ、毎時6本あれば地域輸送性も保たれることから(青梅線は昼間毎時5本であるが)、ここまでであれば問題はないものと思われる。

2. 青梅線の青梅~奥多摩間も平日で減便
今回のダイヤ改正で青梅線の青梅以西の区間も平日に減便する。昼間/平日夕ラッシュ時比率をこちらでも求めてみると、昼間も平日夕ラッシュ時も毎時2本で100%。これは輸送力としては昼間は余っていることを意味しており、今回平日の昼間が30分間隔から45分間隔になるのは1運用減らせることからも計算上は適正となる。しかし地域輸送性からするとやや欠ける。奥多摩観光の需要は高いために土休日の昼間は引き続き30分間隔が維持されるが、やはりこの10年で奥多摩町の人口が20%以上減っていることを考えると致し方ないものだと思う。
ただ立川~青梅間では平日の運転区間延長や土休日の輸送力増加が行われており、一概に青梅線自体の輸送量が減っているわけではないものと思われる。

3. 今年も「あずさ」の東京発着増加
今年も「あずさ」の東京発列車が1本増え、新幹線からの接続が改善する。2000年代は東京発着列車の削減が多かったが、今後のE353系の導入に伴い東京発着が増えるのか、注目すべきところだと思う。1月22日公表予定の春の臨時列車の案内でE353系が入るのか、注目したいと思う。

4. まとめ
中央快速線は2013年にスピードアップが行われ、特別快速の増発も行われた。中央本線も211系の転入やE353系の導入など今後も車両性能の向上によるダイヤ改正に期待したい。

2016年3月のダイヤ改正プレスが未公表でも今後公表される可能性があります!
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posted by 快速++ at 11:58| Comment(1) | TrackBack(0) | ダイヤ改正情報 | 更新情報をチェックする

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